栃本関跡

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甲斐・武田氏の家臣が代々務めた関所

当時の様子を今に残す関所跡

当時の様子を今に残す関所跡

江戸幕府は、関東への「入り鉄砲」と関東からの「出女」を取り締まるため主要な街道に関所を設けました。栃本関は東海道・箱根、中山道・横川の両関所の中間にある武州から甲州、信州方面へ通じる秩父往還の最奥に設けられた関所です。信州路と甲州路の分岐点になっている交通の要衝で、秩父の通行人を取り調べることを目的に設けられたのです。そして、この栃本関所跡は最も原形に近いところから、国指定史跡となっています。

はじまりは武田氏の秩父進出?

はじまりは武田氏の秩父進出?

そのはじまりは、戦国時代甲斐の武田氏が秩父に進出した時に関所を置いたと言われていますが、徳川家康の関東入国以後は天領となり、江戸時代初期の慶長19年に家康の重臣であった関東郡代・伊奈忠次が、主家滅亡後、この地に移り住んでいた武田勝頼の家臣・大村忠昌を関番に起用しました。以来、明治維新まで250年余りの間、大村家が関番をつとめました。 関所の役宅は文政6年に焼失し、現在の母家はその時に再建されその後2階の建て増しなど改造されましたが、玄関や上段の間、外部の木柵などが関所の当時の面影を残しています。

所在地 秩父市大滝1623ほか
料金 無料
ホームページ 秩父市公式サイト

このスポットへのアクセス

名称 栃本関跡
所在地 秩父市大滝1623ほか
アクセス方法 (その他) 秩父鉄道三峰口駅から西武観光バスで30分(秩父湖行き) 、バス停秩父湖からバスで15分(川又行き乗換)。
駐車場 駐車不可