天然藍染の魅力を知ろう
藍染ふる里資料館(武州中島紺屋)は、天保8年創業の老舗、武州中島紺屋に併設されている資料館です。羽生市は江戸時代から続く藍染の町。北埼玉地方は綿と藍の栽培に適していたことから自然発酵させた染料で染める武州(ぶしゅう)藍染の織物が一大産業になり、明治40年代には藍染め職人の紺屋が200軒以上も存在していたそうです。中島紺屋4代目の主人・中島安夫さんは埼玉県の無形文化財技術保持者の指定を受け、藍染技法を絶やさないように伝統的な模様の反物を現役で製作し続けている貴重な藍染め職人です。染め場の見学や体験染めのほか、藍染ふる里資料館では武州藍染の歴史と工程が学べます。