調神社

  • 調神社画像1
  • 調神社画像2
  • 調神社画像3
  • 調神社画像4
  • 調神社画像1
  • 調神社画像2
  • 調神社画像3
  • 調神社画像4

「ツキ」を呼ぶ神社には不思議がいっぱい

地元で愛される調神社

地元で愛される調神社

さいたま市浦和区の中山道沿いに「調(つき)神社」があります。地元では「つきのみやさま」の愛称で親しまれていますが、この神社には不思議がいっぱいです。「狛犬ではなく可愛らしい動物が出迎える?」、「神社なのに鳥居がない?」などというもので、古くから七不思議として伝わっているそうです。

その謎は「調神社」の名前に関係します。「調(つき)」が「月」と同じ読みであることから、江戸時代に月待信仰に結びつき、月神の使いとされる「兎」が神社の神使になりました。そのため、境内入口両側には「狛犬」ではなく「狛兎」が祀られています。兎は彫刻や石像になって、社殿や手水舎などあらゆるところで見られます。兎の姿を何羽発見できるかもこの神社での楽しみ方のひとつです。

必勝祈願に訪れる浦和レッズの選手たち

必勝祈願に訪れる浦和レッズの選手たち

調神社は「ツキ」を呼ぶということから、勝負事のパワースポットとしても有名で、浦和レッズの選手や監督たちが毎年、新シーズン前に必勝祈願に訪れます。

鳥居がないのはこの神社の由来に関係します。調神社は「調宮縁起」によると、第9代開化天皇の時代に奉幣の社として創建され、第10代崇神天皇の勅命により伊勢神宮に献上する調物(貢物)を納める倉庫を建て、集積運搬所に定めたといいます。この場所に「調神社」は鎮座しており、鳥居や門がないのは調物を運搬する際に妨げになることが理由だったようです。

その他には「境内に松の木がない」「御手洗池の魚は片目になる」「日蓮聖人駒つなぎのケヤキ」「蝿がいない」「蚊がいない」という七不思議です。鳥居がなく、兎が置かれているのは全国的に珍しいそうです。是非、自分の目で確かめてください。

市の有形文化財に指定される旧本殿

市の有形文化財に指定される旧本殿

御祭神は、天照大御神、豊宇気姫命、素盞嗚尊の三柱。江戸時代中頃、1733年 (享保18年) に建立された旧本殿は、1978年に市の有形文化財に指定されています。また、境内にはイチョウ、ケヤキ、ムクノキなどの古木が生い茂っていて、中には高さ 35メートルを超えるものもあります。これらは「調神社の境内林」として、埼玉県の「ふるさとの森」に指定されたほか、1970年に市の天然記念物にも指定されています。

毎年、初詣には多くの参拝者で賑わい、一年の幸運を願っています。ツキに恵まれて幸運を授かる神社に是非足を運んでみてください。

所在地 埼玉県さいたま市浦和区岸町3−17−25
営業時間 社務所の受付時間は 9:00 ~ 16:00
連絡先 048-822-2254(調神社)
ホームページ WebS@i's(さいたま市の観光・国際交流情報)

このスポットへのアクセス

名称 調神社
所在地 埼玉県さいたま市浦和区岸町3−17−25
アクセス方法 (その他) JR東日本京浜東北線「浦和駅」から徒歩15分
JR東日本武蔵野線「武蔵浦和駅」から徒歩15分
駐車場 駐車不可

近くで食べる

近くで買う