人工衛星からの観測データが続々入ってくるぞ!
「JAXA(宇宙航空研究開発機構)地球観測センター」は、地球環境の観測を人工衛星から行う技術「リモートセンシング」の確立・発展のため、昭和53年10月に設立された、今、最も旬なスポットです。「リモートセンシング」とは、離れた位置から対象物に触れずに大きさ・形・性質を観測する技術のことで、対象物から反射や放射されている光などの電磁波を地球観測衛星に搭載された観測機器(センサー)でキャッチします。センター内に設置された巨大なパラボラアンテナによって、それらの観測画像データを日々受信し、コンピュータによって取り扱いやすいかたちにして保存・管理します。それをそれぞれの目的に合わせて解析・処理を施した後に、国内外の地方公共団体や大学、研究機構などに提供され、地球環境保護をはじめ、災害監視や資源調査、海洋調査、各種の産業といったさまざまな分野の研究に利用されています。