チューダーゴシック様式の「旧田中家住宅」
1923年 (大正12年) に建築された川口市の旧田中家住宅は、15世紀末から16世紀初頭にかけてイギリス王侯貴族に好んで用いられたチューダーゴシック様式の洋館で、現存する大正期の建築物としては県下有数の本格的洋風住宅(国登録有形文化財)です。田中家は、江戸時代から麦味噌の醸造と材木商を商う豪商で、県下唯一の木造レンガ造3階建洋館は、当時の素封家の繁栄ぶりを象徴する地域のランドマークとなる建築物でした。
1923年 (大正12年) に建築された川口市の旧田中家住宅は、15世紀末から16世紀初頭にかけてイギリス王侯貴族に好んで用いられたチューダーゴシック様式の洋館で、現存する大正期の建築物としては県下有数の本格的洋風住宅(国登録有形文化財)です。田中家は、江戸時代から麦味噌の醸造と材木商を商う豪商で、県下唯一の木造レンガ造3階建洋館は、当時の素封家の繁栄ぶりを象徴する地域のランドマークとなる建築物でした。
この洋館は4代目徳兵衛が築いたもので、貴族院議員として政界に進出していたこともあり、多い時には70人ほどの来賓を迎え、フォーマルな行事が行われていたようです。見どころは、迎賓のために設けた大広間で、眺望を重視して、最上階に設けられています。当時、窓からは味噌醸造蔵、荒川、芝川、晴天時には富士山が眺められたようです。部屋全体はジョージアン様式という、当時、イギリスで流行していたクラシカルな基調でまとめられていて、花弁をモチーフにした中心飾りが施された天井や壁は白漆喰。腰壁には家紋をかたどった板張り、窓は上げ下げ式となっていて、部屋全体からハイカラな雰囲気が漂っています。
所在地 | 埼玉県川口市末広1-7-2 |
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営業時間 | 9:30 ~ 16:30 |
定休日 | 休館日: 毎週月曜日 |
連絡先 | 048-882-1061(旧田中家住宅) |
料金 | 入場料(個人): 一般 200円。小・中学生 50円 |
ホームページ | 川口市文化財センターウェブサイト |
名称 | 旧田中家住宅 |
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所在地 | 埼玉県川口市末広1-7-2 |
アクセス方法 (その他) | 埼玉高速鉄道「川口元郷駅」から徒歩8分 |
駐車場 | 駐車不可 |