川の生態を知ろう!
羽生水郷公園(はにゅうすいごうこうえん)内にある「さいたま水族館」は、埼玉県内に生息する淡水魚を中心に展示している水族館で、1983年10月に開館しました。埼玉県では、現在までに86種類の魚が確認されていますが、このうち展示が可能な魚は約70種類。水族館ではこれらを中心に展示し、その生態や特徴を解説しています。
館内は、荒川の上流から河口域まで約200キロメートルを下るように見学することができます。上流域は流れが速く大きな岩や淵(ふち)があり、水温が低いのが特徴で、イワナやヤマメ、ニジマスやオオサンショウウオといった冷水を好む魚を展示。中流域は川が大きく曲がりながら流れ、浅くて流れの速い「瀬」と、深くて流れの遅い「淵」が交互に現れます。ここでは、ウグイ、オイカワ、カワムツなどが展示されています。下流域は、いくつもの川が合流することで水量も多くなり、流れもゆるやかになります。ここでは、コイ、フナ、アオウオ、ソウギョなどが展示されています。