足袋の生産量が全国一の行田市
行田市といえば、かつては有名な木綿の名産地でした。中山道にもほど近いため、旅行や作業に欠かせない足袋づくりが盛んになっていたんだとか。その歴史は古く、1928年の足袋生産量は、全国のうちおよそ 8割を占めていたほどです。
つくった足袋を保存しておくために建てられた蔵のことを、「足袋蔵」というそうです。江戸後期から1950年代にかけてたくさん建てられたという足袋蔵は、現在でも行田市に70棟ほどが点在しているんです。
市内のさまざまな場所に点在する足袋蔵は、同じように見えて少しずつ違うので、いろんな蔵をめぐるうちに、きっと行田のいいところを再発見できるはずです。70棟もある足袋蔵は、もちろん1日では回りきれませんから、季節ごとに雰囲気の変わる行田のまちを、少しずつ攻略していくのもいいですね!
歴史の香りあふれる蔵めぐりを楽しむ休日はとっても幸せな時間。家族連れやカップルで、のんびりと散策するもお勧めです。