小江戸の粋な香りを感じられる楽しいスポット
川越は小江戸として知られる歴史の街です。
「時の鐘」は川越の街に時の音を響かせる川越のシンボル的存在です。その荘厳なたたずまいは、1997年の「残したい日本の音風景百選」のひとつに選ばれるほどです。蔵のまち、川越に荘厳な音色を響かせる時の鐘、是非とも耳で楽しんで写真に収めて思い出の 1ページに書き加えてください。
鐘の鳴る時間は1日4回、午前6時・正午・午後3時・午後6時です。
時の鐘は、1861年 (文久元年)、小川五郎右衛門栄長によって鋳造された銅鐘です。1893年の川越大火で、鐘楼ごと焼け落ちてしまい、一度は川越の街から姿を消しました。その後、町民とが一体となって、時の鐘を再建しました。
すぐに人々は再建のための活動を開始、実業家や政治家、学者といった川越にゆかりのある人々と、明治天皇の下賜金を合わせて実に 2,700円が集めらました。当時の2,700円は、現代の貨幣価値で約650万円ほどです。集めた期間わずか数ヶ月でした。人々の思いはそれだけ強く、消失からわずか 1年ほどで、再び川越のまちに時の音を響かせることになりました。