草加松原(遊歩道)

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綾瀬川沿いの名勝を歩き、芭蕉の旅に思いを馳せる

日光街道2番目の宿場町「草加宿」として発展したのが草加の街

日光街道2番目の宿場町「草加宿」として発展したのが草加の街

江戸時代の日光街道、第2の宿場町として栄えたのが「草加宿」です。日光街道には綾瀬川沿いに美しい松並木が続き、「草加松原」や「千本松原」と呼ばれる名所になっていました。俳諧師・松尾芭蕉もこの地を歩き、その後東北地方へと旅立ったのです。当時の面影は今もなお草加の街並みに息づき、「草加宿」の歴史にふれることができるスポットとして、多くの市民や訪問客に親しまれています。

「草加松原」は、草加市中心部を南北に流れる綾瀬川沿いにある約1.5kmの松並木で、現在も600本以上の松が並び私たちを迎えてくれます。1985年(昭和60年)に整備された遊歩道には、石畳が敷かれ、松尾芭蕉の「おくのほそ道」にちなんだ名前が付けられた太鼓型の2つの歩道橋「百代橋」と「矢立橋」に加えて、多くの石碑や建造物が建てられ、訪れる度に、新たな発見や感動が得られそうな場所です。

整備された国の「名勝」指定「草加松原」は芭蕉ゆかりの地

整備された国の「名勝」指定「草加松原」は芭蕉ゆかりの地

整備後には、現在の国土交通省から1987年(昭和62年)に「日本の道100選」、翌年には「利根川百景 綾瀬川と松原」、1992年には「手づくり郷土賞」に選ばれるなど「歩きたくなる場所」として高い評価を得ています。そして2014年(平成26年)に「おくのほそ道の風景地」の一群をなす価値の高い文化財として、国の名勝(文部科学省)に指定されました。日光参拝をより便利にする目的で、江戸幕府は日光に通じる最短ルートとして草加新道を作り、その後往来する人が増えて宿場町として栄えたのが「草加宿」です。

松尾芭蕉は1689年(元禄2年)、46歳の時に門人の河合曽良をともなって江戸深川から出発し、この地を訪れた後、奥州に向けて旅立ちました。芭蕉は、肩の荷物の重さに苦しみつつも最初の宿場「千住宿」から約8.8kmを歩き、日光街道二つ目の宿場である「草加」にたどり着きます。

「おくのほそ道」の芭蕉像や文人の碑なども多く、定番の散策スポットです!

「おくのほそ道」の芭蕉像や文人の碑なども多く、定番の散策スポットです!

草加松原遊歩道の南側にある「札場河岸公園」には、松尾芭蕉のブロンズ像があります。右手に杖を持ち左肩に笠をかけ、友人や門弟たちの残る江戸への名残を惜しむかのように南方の千住方面を見返す姿です。神明町交差点付近には同行した門人・河合曽良の像があり、「百代橋」の北側には、「おくのほそ道」の草加の章段が刻まれた「松尾芭蕉文学碑」も建っています。

加えてこの公園には、県指定文化財に登録される甚左衛門堰や、松並木や綾瀬川を一望できる五角形の「望楼」など、宿場情緒あふれる建造物があります。草加宿を訪れた文学者・正岡子規や俳人・水原秋桜子の句碑もあるこの園内は桜・つつじなどが栽培され花見の名所としても知られています。

江戸時代からの名所「旧日光街道」沿いの宿場町の情緒に触れ、芭蕉が歩いた軌跡に思いを馳せながら、草加松原をのんびり散歩してみませんか。

所在地 草加市栄町1丁目・2丁目・3丁目
連絡先 048-922-1994(草加市みどり公園課)
料金 無料
ホームページ 草加市オフィシャルサイト

このスポットへのアクセス

名称 草加松原(遊歩道)
所在地 草加市栄町1丁目・2丁目・3丁目
アクセス方法 (自動車) 首都高速、八潮ICで降り、草加市街方面へ約5Km

または

東京外環道、草加ICで降り、草加市街へ約3Km
アクセス方法 (その他) 東武スカイツリーライン「松原団地駅」下車、東口から徒歩5分

正面大通り東へ進み、県道足立越谷線(旧日光街道)
駐車場 駐車可
※草加市街の有料駐車場をご利用ください。

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