公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館

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海外からも評判

画鬼と呼ばれた天才画家の生い立ち

画鬼と呼ばれた天才画家の生い立ち

幕末から明治に活躍した絵師・河鍋暁斎(かわなべきょうさい)。強烈な個性を前面に押し出し、日本画の表現領域を広げ続けた、そのユニークで型にはまらない画業は、日本のみならず、欧米でも人気が高く、数多くの優品が海外に流出しています。暁斎(1831年~1889年{天保2年~明治22年})は幕末に生まれ、6歳で浮世絵師・歌川国芳に入門、9歳で狩野派に転じて、その正統な修業を終えたが、狩野派の師・前村洞和から「画鬼」と呼ばれ、また、最初は「狂斎」と号して絶大な人気を博しました。

暁斎のすごさは画題を問わず、人物画、風俗画、美人画、花鳥画、山水画、幽霊・妖怪画から戯画まで、どんなものも天才的に描画できる処です。特に「早描き」の名手でもありながら、デッサン力が正確で、人物や生き物の動きをうまく捉え、その一瞬の動きの表現力は、外国人からも高く評価されました。

国内外で改めて評価が高まる暁斎の作品は中々拝めない

国内外で改めて評価が高まる暁斎の作品は中々拝めない

2015年に三菱一号館美術館で開催された「画鬼・暁斎」展ではメトロポリタン美術館が所蔵する貴重な水墨画が約100年ぶりに里帰りし話題となりました。今、日本でも再評価が高まる暁斎の作品ですが、実物となると中々拝めません。国内の著名な博物館・美術館などにも所蔵されていますが、紫外線・湿気などに弱いデリケートな日本画のため、常設展示しているところはほぼありません。

本物の作品を見るなら、河鍋暁斎の直系(ひ孫)の方が私的に設立したこの美術館だけ!

本物の作品を見るなら、河鍋暁斎の直系(ひ孫)の方が私的に設立したこの美術館だけ!

そう言われると益々実物を見たくなるのが人情。実は見ることが出来るのです。埼玉県蕨市の住宅街の中にひっそりと佇む美術館で。

この美術館は公益財団法人河鍋暁斎記念美術館として、暁斎のひ孫である河鍋楠美さんが設立した私設美術館なのです。なぜ、蕨市なのでしょうか?それは、河鍋家が1944年の強制疎開で東京(赤羽)から蕨市に居を移したからです。

館長の楠美さんは暁斎をより多くの人たちに知ってもらいたいと、自宅を改装して1977年に暁斎の美術館を開館したのです。河鍋家に伝わる暁斎の画稿・下絵類は3000点余り。さらに、楠美さんが海外などから買い戻した暁斎の作品1000点余りが所蔵されています。2か月に一度展示が変わり、貴重な実物が見られるこの美術館は何度訪れても飽きることがありません。

所在地 埼玉県蕨市南町4-36-4
営業時間 10:00 ~ 16:00
定休日 毎週木曜日、毎月26日~月末まで ※年末年始は休館(詳しくは公式Webサイトをご覧になるか電話でお問合せ下さい。)
連絡先 048-441-9780(河鍋暁斎記念美術館)
料金 入館料 大人320円、学生210円、小学生以下105円
※但し特別展開催時は、大人540円、学生430円、小学生以下210円
※20名以上は団体割引あり・要予約
ホームページ 公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館オフィシャルサイト

このスポットへのアクセス

名称 公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館
所在地 埼玉県蕨市南町4-36-4
アクセス方法 (自動車) 首都高中央環状線から中山道/国道17号線経由で戸田市方面。県道68号線で目的地へ
アクセス方法 (その他) JR京浜東北線「西川口駅」下車、国際興業バス(西川64、蕨駅西口行き)にて「南町ポンプ場」下車、徒歩約3分

又は、「西川口駅」から徒歩で約20分
駐車場 駐車可: 7台
無料

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