町の名前「伊奈町」の由来にもなった伊奈氏。その業績とは?
埼玉県指定史跡となっている貴重な場所です。跡という名前がついていることから、屋敷は現存しておりません。屋敷の主は代官頭伊奈忠次。忠次の祖父は徳川家康の父・松平広忠に仕えていたそうで、三河国小島では城の主になるほどの実力者でした。対する忠次は徳川家康に仕えたそうです。豊臣秀吉を筆頭とした「小田原攻め」では、忠次は軍隊の食料維持に大きく貢献しました。その功績が認められ、徳川家康が関東に入国した際、忠次には1万3千石を与えられたとのこと。忠次は代官頭に任命され、その後は関東を中心に検知や新田開発、道の整備などを行い関東の土地を整えていったそうです。