全国的にも極めて珍しい行田の古代蓮
古代蓮の里は、ふるさと創生事業 の一環として行田市の天然記念物に指定されています。古代蓮をシンボルとする公園で、古代蓮の自生する付近は「古代蓮の里」と呼ばれ、子どもからお年寄りまで楽しめるようになっています。
昭和46年、行田市が行った公共施設の造成工事がきっかけで、地中深く眠っていた行田蓮の実が掘り起こされ、その後、昭和48年、池の水面に多くの蓮の丸い葉が浮いていることが見つかりました。このように多くの蓮の実が出土し、自然発芽して一斉に開花したことは過去に例がなく、全国的にも極めて珍しいことと言われています。
その後の調査によると、この蓮はかなり原始的なものであることが判明し、さらにこの蓮の実とその周辺の出土木片の年代測定をしたところ、概ね1400年から3000年前のものであることが推測され、「古代蓮」と名付けられました。