犬をつれて参拝できる珍しい神社
駐車場から10分ほど参道を登って行くと、珍しい形をした鳥居が現れます。これは三ツ鳥居と呼ばれ、日本に7つしか存在しない貴重な鳥居です。この鳥居の近くに鎮座している狛犬ですが、ここ三峯神社の狛犬はオオカミになっています。
実は三峯神社の信仰はオオカミなのです。昔から、霊に憑りつかれた人のことをよく「狐憑き(きつねつき)」と言いますが、その憑き物(狐)を追い払ってくれるのがこのオオカミです。オオカミは「大神」とも書き、動物界では一番徳の高い、神様の遣いとして知られています。そのため、神社にしては珍しく犬を連れて参拝に来る方も多く、(神道では犬をはじめとしたの4つ足の動物は不浄なものとして基本的に連れて入ることができないのです)社務所では犬のお守りも売られているほか、おみやげコーナーではオオカミのぬいぐるみや、オオカミが描かれた三峯神社のワッペンなどもありました。
そしてしばらく歩いて行くと色鮮やかな随身門が現れます。この辺りからは周囲は厳かな雰囲気につつまれ、さらに歩いて行くと本堂と拝殿にたどり着きます。本堂では平成24年の辰年に、お賽銭箱の脇にある石畳に突如、龍が現れました。乾いているとなにもない石畳ですが、水を掛けてやると龍が現れます。パワースポットならではの自然現象に触れることができます。またここにはご神木もあり、自由に触ったり抱きついたりすることでパワーを得ることができると言われています。