渋沢栄一らが設立に尽力
「県立深谷商業高等学校記念館(二層楼)」は、1922年 (大正11年) に建設された、フレンチ・ルネサンス様式を基調とした木造2階建校舎瓦葺きで、建築面積は608平方メートル。中央には尖塔があり、左右対称に造られています。
県内で唯一、完全なかたちで残る大正期の木造校舎で、平成12年に国の登録有形文化財に指定されました。しかし、建築から90年が経った近年は建物の老朽化が深刻な状態であったため、平成23年から約2年をかけて保存修復工事が行われました。工事の際に行われた復元調査で、校舎の外壁が白色系ではなく緑色だったことが判明。外壁は、創建当時の緑色に塗り直され、校舎は大正時代の姿に忠実に復元されました。